香港からの支援物資が東北へ@山田太郎震災チームリーダー 2011-6-14 16:53:43
香港からの支援物資が東北へ 香港からの支援物資が東北へ

 東京和僑会を代表して、昨日、無事、香港からの支援物資の第一弾(40fの半分)を東京(八潮)経由で仙台の集配センター(届け隊の拠点)へ2台のトラックによって届けて参りました。そして、その一部を現地、被災者の方々(宮城県名取市)へも直接届けてまいりました。多くの「ありがとうございます」の言葉を現地からいただきましたので、和僑会に物資を託して頂いた皆様、和僑会関係者の皆様に、その言葉とお届けいたします。本当にありがとうございます。 

 物資は、まだ、一部(残り40fの半分)が今日、東京から仙台に向けてさらに2台のトラックで配送されます。

 現地は、支援の配送センター(届け隊の仙台のセンター)に大量の物資が次々に届きます。実は現地で本当に足りないのは、それらを仕分けるボランティアの人たちです。我々(山田、諸多、寺田、倉富)4名も仕分けの手伝いをしてきました。

 避難場所である場所(名取市の小学校体育館)も行きました。避難場所の物資のヤードは狭くて、 
食べ物など入りきらず、一部は雨ざらしでカビてしまう状況にもあります。さらに、本当に食べ物や物資が足りない所は、被災しながらも自宅にとどまっている方々です。彼らは、規定により物資が届く避難場所に入ることができずに、この1ヶ月間、飢えを凌いでいたケースも多発しています。また、役所の悪しき平等主義から、例えば、被災者が100名避難している場所では、100個以上届かず仮に80個だと、受け取らないか、その場で配らずに処分する場所もあるようです。現場では、信じられないことが語りきれない程、沢山の事が起こっています。今は、必要なものをいち早く、確実に被災者の人に届ける物流ネットワークの確保が必要です。

 仕分けを手伝っていると分かるのですが、あれだけ「古着は入れないでください」というアナウンスがTVなどを通じて徹底していても、様々な所からの物資には大量の古着が送られてきます。仕分けや避難所の倉庫前には、大量の古着が処分するために捨て場もなく放置されている有様です。古着の中には異臭すら放っているものがあります。仕分けをしていても、決して被災者に届かない作業をしているのもむなしさを感じます。たとえ善意だとしても、その途中のボランティアの人たちや現地の被災者には多大な負担を掛けているのです。

 子供たちからの可愛い荷物も沢山届きました。手紙が入っていたり、本当に気持ちのこもった物資が続々と届いています。それらに私も触れることができたことは本当に現地に行って手伝いをしていてよかったと感じる瞬間です。しかし、厳しい現実も言えば、一つのダンボールに混載して届けられると仕分けの際、これも多くの負担が掛かります。支援品は、同じダンボールには同じものを入れて、箱の三方向にしっかり内容物を書いてもらえるとスムーズに仕分けがはかどります。途中で一度、箱を開けて数がそろわないと中途半場品として被災者に届けるのは非常に困難な状況になります。今回、香港の方々には本当にきちっと仕分けをして頂き助かりました。現地での負担が本当に減りました。

 皆さん、可能であれば是非、現地に入ってください。「邪魔になるのでいけないのではないか?」と我々も最初躊躇しておりましたが、現地は本当に人が足りません。特にGW以降、ボランティアの数も減っています。
 被災地にも直接行ってきました。場所は、仙台から南東の名取市です。仙台空港が津波で被災しましたが、その周辺です。津波の被害は、南三陸町や気仙沼、石巻などが多く取上げられますが、名取市も多くの死者行方不明者を出した所です。

 地震から2ヶ月たった今、津波被害があった場所までは、復興は進み地震の痕跡もなくなっていますが、津波が来た場所から海辺までは様相が一変します。津波が来たところは、とにかく、跡形(あとかた)も無いというのが感想です。ほとんどは津波で流されてしまい、家も何もありません。頑丈だった一部の家だけが無残に残っている状況です。そしてそこら中に船の残骸が丘に上がっています。
 車が木の上に引っかかっています。あまりの異様な姿は形容のしようがありません。TVでは散々、見てきた光景も現地でみるものとはあまりにも違います。第一印象は、「戦場の後」のようです。そして、とにかく、静かです。人の営みはなく、何も無くなってしまった、ことを感じます。TVではアナウンサーが、喋り倒し、いきり立ちながらレポートしていますのでうるさい感じですが、現地は本当に静かです。

 更に「斎場」や「死体安置所」の張り紙がそこら中にあること、無くなった方がいたことをあらわす、「赤い旗」が棒にさしてあることを見ると、ぞっとさせられます。これは、私にとって一生、トラウマとなって残る光景だと思います。

 最後に、今回の東北大震災を憂う皆さんにお願いしたい事があります。
 是非、チャンスがあれば、被災地を訪れてください。現地に迷惑になるとか、何もできないとか思わずに、つぶさに現地を直接見てみてください。現地では、まだ大変な部分もありますが、生き残った皆さんは平穏を取り戻しつつあり、しっかり生活を始めています。子供には笑顔もあり、大人も力強く生活をしています。そして、災害で大変だということだけではなく、現地の力強さ、同じ人たちなんだということを感じ取ってください。

 本当にいけないのは、「忌み嫌う場所」に東北をしてしまうことです。大切なことは、東北に積極的に出掛けていって現地でお金を落とすことです。牛タンを食べたり、現地の特産品を買ったり、サービスを受けて、現地の経済の復興のために、みなで東北に出かけることだと思います。現地の人たちも、多くの人に来てもらいたがっています。震災の混乱は収まりつつあります。是非、東北に出かけていってください。そして、時間があったらボランティアもしてみてください。
必ず、現地の笑顔に合えるはずです。

東京和僑会
震災チームリーダー
山田太郎

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